2012年10月号「在宅医療」

2012年10月24日

質問;通院が大変になってきました。いろんな専門科にかかっていますが主治医がわかりません。

答え;いろんな科に通院している場合は主治医が誰だかわからないということがよく見られます。患者さん自身が主治医?のように振る舞う方もいますね。

 

質問;在宅医療をお願いするときには他院への通院は辞めないとだめですか?

答え;その必要はありません。在宅医療と通院を併用して結構です。その場合「主治医」は在宅医に任せた方がよいです。在宅医は患者さんの身体全部を診ます。また家庭環境、社会環境含めて診ていきます。そして将来どの科の通院が必要か、不必要かの判断をさせていただきます。

 

質問;いよいよ通院ができなりました。

答え;すべて在宅医療で診させていただきます。いろんな科から薬がでていると思いますが重複していたり、多すぎると思われる薬がでてきます。それは整理させていただきます。

 

質問;自宅で最期は迎えられますか

答え;自宅にいたいという気持ちがあればどなたでも迎える事が出来ます。当院が全力でお手伝いします。

院長のひとり言

いろんな専門家にかかっている方が通院困難となり在宅医療(訪問診療)を併用することになると、最初の仕事は内服薬の整理と通院科目の整理です。胃薬が何種類もでていたり、血圧の薬も何種類もでていたりするのです。静かな生活になると血圧は低くなり血圧薬はまず減量できます。通院先も一番重要なものだけにして他は当方で診て行きます。過度な薬や通院を減らすことによって体や精神的負担も減るようです。そしてよりよい自宅療養へと結びつけば幸いです。