老衰(おいて衰える)ということ
2016年06月25日
その1:老衰してくると、食べても痩せてくる。そして食べる量が減ってくる。
質問;頑張って食べる努力をした方がよいですか?
答え;「頑張ってもらいたい」というご家族の気持ちは解りますが、無理やりは禁物です。身体が欲しなくなる状態とご理解ください。
その2:老衰してくると、昼夜の区別がつかなくなる。ぼんやりと過ごすようになる
質問;なにか刺激になることをさせた方がよいですか?
答え;現実から離れ旅立ちの準備期間であるとご理解ください。そのままの状態を認める勇気が必要かと・・・。
その3:老衰してくると、なかには辻褄の合わないこと言ったりする
質問;どう対処すれば・・・・
答え;お別れの挨拶、感謝の気持ちなど、伝えたいことを伝えましょう。
老衰してくるといわゆる認知症と言われる状態に似てくることがあります。今しがたの記憶が消え、昔のことは非常によく覚えている。この世(日常生活)から離れ、旅立ちの段階に来ていると。過去を振り返って人生を総括している時期であると。逆に言うと認知症は老衰の過程であると言えますまいか。