インフル狂騒曲
2019年02月03日
質問;インフルエンザの検査をしてください。ただの風邪だとありがたいです。会社に行けるから・・。
解説;インフルエンザの日本語訳は流行性感冒、つまり風邪のことです。インフルエンザは一昔前までは特別扱いされずただの「高熱の出やすい風邪」でした。時間がたてば治ります。また会社から「人にうつすから来るな」という文言は矛盾します。なぜなら「風邪も人にうつすから」です。
質問;抗インフルエンザ薬使って早く治したいです。
解説;一日も早く治したい気持ちはわかるのですが、実際の薬の効能として1日早く熱が下がるかもしれないと発表されているだけです。しかも、ウイルスが体内に残りやすくなり、結果人に感染させる期間も延びる可能性があります。しかし薬に頼らず自分の力で治ると免疫が体内に残りやすくなり、次にまたインフルエンザにかかりにくい体になると言われています。どのみち5日休むのだから、使わない方が体にも良いと思います。
質問;インフルエンザ脳症が怖い
解説;いわゆる抗インフルエンザ薬が登場する前にもインフルエンザは猛威を振るっていました。しかし脳症など教科書のどこにも書いていなかったし実地医療者の誰も指摘してこなかったのです。すべては薬が登場してから騒ぎ出した事実。一部の医学論文では薬害の可能性が高いと言われています。
参考文献:薬のチェックは命のチェック「インフルエンザは風邪!」
院長のひとり言
他の医療機関での内輪話。院長が皆にはっぱをかける。「さあ、インフルエンザシーズンだ。ワクチンいっぱい注射して、ジャンジャンインフル検査して、薬出して売り上げ上げて、ボーナス増やそう!」と。そう、冬場は医療業界のかきいれどきなのだ。流行らないとボーナスも減る現実。次には花粉症シーズン。これもかきいれどきだ。なんともはや・・・。