長生きを目指すと、どうなる?

2021年08月04日

現象1;直近の1年間、高齢者に長生きしてもらうために、すべての行事を中止した。若者のスポーツ大会、盆踊り、花火大会、その他 季節の年中行事、公民館での趣味の会・・・

結果;令和2年度の高齢者は例年より長生きした。国民の自粛の結果なのか、それともコロナが蔓延したおかげなのか、科学的には後者の説が有力だが、皆さんは前者の方を信じる結果となった。長生きのためには「何もしない」ことが一番だ?と

 

現象2;高齢者が多く集まる施設では、人と人の間にビニールシートが掛けられている。職員も全員マスクで顔の半分を覆っている。長生きのためにです。

結果;ビニールシート越しでテレビを見るとどうなる?目がちかちかしてとても見られる状態ではない、会話も弾まない、黙って、何もせず、ひたすら時間が過ぎていくだけの日々となった。

 

現象3;約1年、なにもさせてもらえなかった若者が街に繰り出すようになった。「こういう若者がいるから感染が収まらないのだ」と人生の先輩方がぼやいている。

疑問;若者が屋外で活動を開始するとことが悪いことなのか?若者に自粛を求める高齢の方は、大切な若者の人生をいかに考えているのか?引きこもり人間がトレンドになるのか?

 

院長のひとり言

「時間」というものは、決まった物理量?ではないらしい。だからある時間をすごく長く感じたり、短く感じたり、過ぎ去った時間をあっという間にすぎたと感じる、これは錯覚ではなく、これが時間の特徴であるのだ。この過ぎ去った過去の時間に思いを馳せる時「あの時何やっていたんだろう」なんて空白の時間を作らないために今日1日頑張っていきたいなと思う今日この頃です。