今もう一度「健康」を考える

2021年10月04日

質問;ためして○○、○○の健康、たけしの○○ などの健康番組を見た後、「自分の症状は●●病かもしれない」「もし○○病になったら大変だ」と不安になります

答え;365日毎日見たら365個の不安が発生し気が狂いそうになりますね。病気の事を知れば知るほど不安が募るという皮肉な状態になりますね。

質問;健康診断を毎年受けても不安です。半年に一度と増やしたほうが良いでしょうか?

答え;検診の回数を増やせば寿命が延びるというデータは残念ながらありません。健康診断は未来の予測にはならないです。今現時点が大丈夫という確認に過ぎないのです。

 

質問;健康食品やサプリは何を飲めば良いでしょうか?

答え;健康食品やサプリは医薬品としては「認められない効果の少ないまたは効果の不確かなもの」という定義です。宣伝文句を鵜呑みにしてそれさえ飲めば大丈夫というものは残念ながらないと思います。

質問;私の身体は健康(大丈夫)でしょうか?

答え;小鳥のさえずりを聴きながらの気持ち良い朝の目覚め、食事が美味しい、笑顔がある日常生活があれば健康です。些細なデータ異常や、病気におびえ、精神的にストレスを感じると逆効果です。自分の体調について考えていない時の方がかえって健康な時ではないかと思います

 

院長のひとり言

情報化社会とは情報をいかに多く獲得しそこからよりよい選択をして有利な生活を送る、それが良いこととされています。が、知るということは残酷な面もあります。特に自分の病気の詳細を知ってしまった場合、その末路も見えてしまう。知ったうえでなおかつ自分の病気と、残っている健康な自分をみつめながら健やかに生活することができるのか、みなさまの心がけ次第です。