多職種連携

2022年09月21日

質問;多職種連携ってなんですか?

答え;一人の患者(利用者)さんに対して様々な職種(医師、歯科医師、訪問看護師、ケアマネージャー、薬剤師、介護士、リハビリ療法士、など)が連携しながら治療、介護に携わる、ことを言います。結果その方が自宅、施設で長く、安心して過ごすことが出来る事を目的としています。

 

質問;良い点、悪い点(難しさ)について教えてください。

答え;快適で不安のない便利な日常生活が送れます。いろんな職種の方に相談ができ、行政のサービスにもつながりやすく補助も受けやすくなります。

欠点として、相談する相手によって答えが変わる可能性があることです。

質問;つまりどういうことですか?

答え;病気の症状を看護師やケアマネに相談した時の答えが主治医の意向と違う場合、混乱が生じます。例えば:非常に心配性のケアマネ(看護師、介護士でも)がいたとします。そこに自分の症状を語り「それは違う病院にかかったほうがよい」「検査した方が良い」と助言、一方主治医の意見は「このままで大丈夫」との見解を持っていた場合は、そうとう混乱しますね。

 

質問;どうすればよいですか?

答え;基本は相談すべき相手は、その分野の職種にすべきということです。医療の事は医療関係者、介護の事はケアマネ等、など

 

院長のひとり言

多職種連携をオーケストラに例えてみよう。患者(利用者)さんが指揮者になったとしたら・・いい時はいいが、一歩間違えれば理不尽な要求が出てきそうです。やはり患者さんは観客でないと。ケアマネが指揮者だったら、左記の例にもある通り医療が混乱する恐れがあります。ぼくは医師が指揮者になるのが良いと考えています。    また違う楽団のキャストが集まり、指揮者もあいまいなオーケストラが奏でるハーモニーは?想像に難くないですね。八心会オーケストラなら安心です。