福祉の暴走・・虐待についての一考察
2022年11月15日
質問;虐待って?いったい誰がどう判定するのですか?
答え;厚生労働省のホームページ等を参照して概要をつかんでください。しかし根本を言うと、虐待をされた側が虐待されていると感じるのが基本だと思います。しかし実際福祉の現場では現場の職員が虐待判定をしています。
質問;施設入所の方は特に口に出していえない状況にあるのでは?
答え;その通りです。特に認知症がある方に対しての虐待は受けた本人が他者に伝えることは難しいですよね。だから非常に問題なのです。特に施設の職員は虐待の判定をする一方で、自分が無意識的に虐待を行っていないか今一度自分の行為を見直してほしいと思っています。
質問;なにかヒントはありますか?
答え;よく観察すると解ることがあります。1:その方が発する言葉に反応せず無視している 2:その方に声掛けなしに身体的介護をしている(例えば声掛けなしにオムツ交換、女性に対して服を脱がす等々)3:その方の意思に対して強制的に阻止行為に及ぶ(歩こうとして、ダメと言って座らせられる、よかれと思って手を出して、その方に手をはたかれてムッとする感情になる)
質問;細かいですね?
答え;はい。しかしその些細な行為に虐待の源がある気がします。まず健常人にはしない行為ですから。
老夫婦、互いに認知症、そんな病状で5年以上経過し福祉が介入、夫婦はもともと口が悪く夫婦喧嘩は絶えなかった。しかし翌日には二人ともケロリと忘れる状態。ある日、夫が介護士にむかって椅子を投げた?(当たっていない、けがもなし)虐待認定され、妻にも「虐待されましたか」「はい」と言わせ二人は別のホームへ収容された。その後二人は再開することなく(推測)この世を去った。僕の感性では全然虐待には見えなかった。おちおち夫婦喧嘩も出来なくなった今日この頃