臨床医の肌感覚 最近変わった事

2024年06月06日

現象1;帯状疱疹になる人が増えた。

解説;テレビ報道でも何度も取り上げられましたね。そもそも帯状疱疹って人の免疫力が低下すると出てくるものですが、これが流行るってどういうことなのでしょうか?国民全体の免疫力が低下したということです。

 

現象2;癌になる人が増えた。

解説;当院に通院されている、健診を含めて、方たちのなかで毎年一定の割合で癌を患う人はいましたが、ここ最近は「え、あなたも」「え。あの人も」と明らかに増えました。

 

現象3;血栓症(血の塊ができて詰まる)になる人が増えた。

解説;いままで血栓症になる(症状が明らかに出る)人って開業医がお目にかかることはまずなかった。しかし最近のある時期から激増した。脳梗塞、脳出血の方も増えましたね。

 

現象4;急速に老衰が進行して亡くなる人が増えた。

解説;老衰って基本的にはゆっくりすすんでいくものでした。今までは。しかし最近は、ある時期から急激に全身状態の低下が進行し亡くなる人(老衰が急激に進行する)が増えた。

 

開業医の肌感覚は敏感です

 

私は訪問診療をしています。車を走らせて、患者さんのいる家を訪問します。その道中は町の風景を眺めながら行くことになりますが、最近、目についたことがあります。若くして麻痺を患い、リハビリ?で道々を歩いている人をちょくちょく見かけます。驚きなのは、乳母車を扱いながら自分も片麻痺状態で歩いている母親の姿を観た時です。これはおかしい。