老人ホーム「我が家」での過ごし方
2013年04月15日
ここの(市川市 上田医院 付属)有料老人ホーム「我が家 中国分」に来るまで、車いすで移動してた方は、お1人で行きたいところへ行けず、ヘルパーさんに移動してもらってました。そこで早速「いざりばい」をリハビリスタッフと練習しました。まだ部屋まで30分位かかりますが、ご自分で移動できるという素晴らしい自由を思い出してくれたと思います。
認知症がひどく食べ物や空腹の認識がなく自力での食事摂取は無理。食事介助必要。という前情報の方も、医師の指導の下、適度な空腹感より、手を口に持っていく動作が見られてきました。無意識に食べさせられる事より、お腹が空いたから食べる、食べる幸せを思い出してほしいです。
支持が全く入らない、嚥下機能低下で食事全介助の前情報の方も、看護師が食事内容を見直し、ゆっくり食べる、ゆっくり話を聞くことで、何が食べたいか言えるようになり、さらにご自分の手で食べる事を練習できています。次は「なす」次は「ごはん」と意志表示をする。それをご自分で食べる。これは会話なく食べさせられてしまうのとは全く違います。
ご本人様のペースでゆっくりと自由に自分で出来る事をして生きていただく。
老人ホーム「我が家中国分」のスタッフが出来る事は、そっと傍で見守ること。
ご本人様の出来る事を奪ってしまわないように、意思、意欲、自立、を大切に、でしゃばらず、やりすぎず、受容の心で寄り添っていきたいと思っています。頑張りま~す!