最期の「いたい」
2013年06月15日
上田医院は市川市で在宅での看取りをしています
「お父さんが痛いからずっとさすってくれって言うんですけど、、、」
ある日患者様の娘さんから夜中に電話がありました。
痛みなら薬でかなりコントロールすることは出来ますが、きっと寝てしまうでしょう。この時の患者様の状態から診ると、「痛い」より、娘と一緒に「いたい」傍にいて欲しいという風に聞こえました。そして薬はあえて使いませんでした。
そして一晩、娘は寝ずにお父さんをさすってあげました。
そして翌朝、お父さんは眠るように他界しました。
娘は、お父さんの「痛い」は「一緒にいたい」だったと思う。「最後に一番してほしいこと」をしてあげることが出来て良かった。
もう2度と「いたい」と言えなくなったお父さんの隣で泣きながら話してくれました。
ご冥福をお祈りいたします。