今年もよろしくお願いいたします

2013年01月04日

また、新年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。

さて、今年もたくさんの年賀状ありがとうございました。

その中で、手足が不自由になり、耳も聞こえなくなり、話も出来なくなってしまう難病になり、5年闘病生活が続いてる患者様が、娘の手を借りて1文字づつ時間をかけて、年賀状を書いてくれました。普段のケア中には意志の疎通が難しいので、いただいた年賀状にはスタッフ一同感動しました。

毎日、どんな気持ちで生活しているか、患者様になりかわることはできませんが、これからも、そっと寄り添って、出来る事をほんの少し傍でさせてください。そして、なにげない毎日がどんなに大切かを教えてください、、、

 

以下要約してますが、ご紹介いたします。

 

私は耳が聞こえないし、言葉をしゃべれないので話が出来ません。病状は寝たきり歩けなく、風呂に入れないしトイレにも行けません。週に1回3人の看護師さんに風呂へ入れてもらい、トイレは週3回看護師に面倒見てもらいました。このほか週に2回体の手足のマッサージも受けました。

お医者さんは月に4回訪問して面倒を見てくれました。寝ているよりコンピュターでゲームをして遊ぶ時間が増えました。ゲームをしてると医師は病気に対してタフに頑張っていると説明しました。

病気になってもう5年以上になります。実は早く亡くなりたいと思ってましたが、これが現実です。これからはどうなるか気にかかっています。皆様にとって私は本当に奇妙な存在ですね。また来年年賀状が書けるでしょうか。皆様どうぞお元気でお過ごしください。

寿命について

2012年12月23日

市川市にある上田医院(在宅支援診療所)では、在宅でのかなりたくさんの看取りをしながら、

寿命について考えています。


年をとると、しわが増える。腰が曲がる。耳が遠くなる。眼が悪くなる。すたすた歩けなくなる。よたよたする。おもらしするようになる。物の名前が出てこなくなる。物忘れが激しくなる。あっちが調子悪い。こっちも調子悪い。

どこが悪いんだろう?不安になって検査にいく。病気なら治るはず!また前みたいに戻るはず!寿命が来る最期の瞬間まで元気で歩きたい!今は医学も進歩しているから、必ずいい方法があるはず!

でも私は、言い方は悪いけど、少しずついろんなところがオンボロになって、最後に、寿命が来るんではないかと思っています。

そうやって少しずつ衰えていく自分を認め、許容し、慈しみ、労わる。衰えていく自分を否定したり抵抗しないで、そんな身体とうまく共存しながら、ありのままの自分の身体、今まで頑張って動いていてくれた身体を自愛してあげて欲しいなと思います。

八心会忘年会

2012年12月14日

今年の忘年会も無事終わりました~
今回もめちゃめちゃ楽しかったです♪

どんどん大きくなっていく八心会
これからみんなでどんなふうに成長していけるのか、楽しみです!

最高のしてあげられること

2012年12月11日

市川市で在宅での看取りをやっている在宅支援診療所です

先日、ご家族が一晩中手を握りながら、「苦しがる父に何もしてあげる事が出来ない」と涙したそうです。
そこで、うちの看護師は、「でも、人生の最期の最期を、今までのたくさんの思い出のある自宅で、愛する家族と時間を過ごせるなんて。最高の事をしてあげてます」とお伝えしたそうです。

傍にいるだけ。見守るだけ。
何もしてないんじゃなくて、それが最高のしてあげられること、なんじゃないかな。

デイケアリニューアル!デイサービス開所!

2012年12月11日

今、デイケア(高齢者のジムみたいな所)を運営していますが、もっともっとリハビリをガツガツやっていけるような施設にしていこう考えています。

現在ある1日コースを半日コース(午前、午後と2回)にして、さらにどうしたら一番効果が高く満足していただけるか、2月くらいリニューアルを目標にいろいろと検討しています!

そして、もう一つ、やはり、半日でがつがつ筋トレでなく、まったりと過ごしたいという方のために、デイサービスを企画中です。急なお泊りも視野に入れて検討中ですのでぜひ楽しみにしててくださいね!

はじめまして。

2012年12月02日

はじめまして。

 

ここに上田医院を作るとき、院長は
「通院出来なくなったらおしまい、という関わり方はしたくない。いつまでも、必要とされている限り、関わりたい。来れなくなっても呼んでくれるならこちらが行けばいい。必要なら休日でも夜中でも行く。入院しなくても大抵の事は自宅でも出来るし、どうしても入院が必要なら退院するのを待つ。通院してきたその場だけでなく、生涯を責任もって関わりたい。」という思いがありました。

そこで地域の皆様が多面で安心していつまでもどんな状態でも暮らしていけるように医療面、介護面から出来る範囲でいろいろ事業展開しました。

私はここで育っているし、ここが大好きだから、ここが安心していつまでもいられるような場所であって欲しいです。

スタッフもみんな優しい、熱い思いで、毎日、笑ったり泣いたり、感動したり、ときにはへとへとになって、一生懸命仕事しています。

そんな思いが少しでも伝わればいいなと思ってブログを始めますのでよろしくお願いします。

 

医療法人社団八心会 事務長