老人ホームで過ごす

2016年11月21日

最期は老人ホームでと考える人は少なくないと思います

でも実際老人ホームでは、
栄養士の作った料理を決まった時間に食べ、食べた量まで監視され
排便の時間や量まで細かく記録され
ベッドのセンサーや監視カメラが設置され危険そうだと人が飛んできて抑止され
日中は風呂の時間まで決まっており、プログラムされたイベントをする・・・

至れり尽くせりで安心で快適だと感じられるなら良いと思います


でも人生最期は誰にも邪魔されずに
食べたい物を食べたい時間に食べ、したいことを出来る範囲でして、
ゆっくり自分のペースで過ごしたい人も多いのでは?
若い時のようには出来ないかもしれないけど
老いていく身体に合わせたそれなりの自分の生活って素敵だと思います

ここ有料老人ホーム「我が家中国分」は
最期まで出来るだけ自分らしく過ごせる老人ホームです

※写真は我が家中国分の庭

我が家 フラワーアレンジメント

2016年05月18日

市川市にある有料老人ホーム「我が家中国分」でフラワーアレンジメントを行ないました。今回はシャクヤク・レザーファン・スターチス・モンタナ・ナデシコを使用し、みなさんの見事なセンスで、自身を象徴するかのようなお花を生けていただけました。

花に限らずですが、綺麗なものを見ると、心がスッと穏やかになることがあると思います。また、自分で創り上げて完成したものは、喜び以上の効果があるのではないかと思います。皆さんでワイワイしながら行なうと尚更ではないでしょうか。

我が家中国分では、そんな【自身で創り上げる】ということを大切に、みなさんご自身のペースを尊重して生活していただけるよう、支援していきます。

 

週刊朝日に「自宅看取り件数の多い診療所リスト全国上位100」

2015年07月09日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

週刊朝日に「自宅看取り件数の多い診療所リスト全国上位100」という記事内に上田医院が掲載されていました!

しかし、残念な事に、数字が全く違いました。

実際は、「合計患者数」2400人「死亡患者数」166人「自宅死亡者数」148人「自宅看取り率」89%

と全国でもかなり上位に食い込む結果となっていました!!

 

好きな物を好きなだけ

2014年12月03日

市川市にある有料老人ホーム「我が家」では、朝からビュッフェスタイルで好きな物を好きなだけ食べるところから始まります。

うまく出来ないところは利用者様同士助け合う姿もまた微笑ましい光景です。

共同生活なので我慢していただくこともありますが、極力マイペースで自由に生活していただけるよう配慮しております。

泣いたり笑ったり喧嘩したり、好きになったり嫌いになったりしながら、一つ屋根の下、家族としての共同生活を送っています。ぜひ、施設とは思えないいきいきとした雰囲気の「我が家」を覗きに来てくださいね。

最期はどうなるの?

2014年10月28日

最期はどうなるんでしょう?

弱っていくご主人を見ながら、まだ大丈夫。でもこの先は…と不安な胸の内を打ち明けてくれました。

そうですよね。この先必ず旅立ちの時が来ます。

それは毎日の延長線上にあって、いつか訪れます。
最初は少しずつ食べる量が減ります。そして少しずつ飲める量も減っていきます。
起きている時間やお話しできる時間も少しずつ減っていきます。

それは誰にも止める事が出来ない事です。無理に食べさせると時には体が拒絶し、吐いたりすることもあります。 ご本人様を苦しめる事になります。

ご本人様は、寝ている間に夢を見たりしていると言われています。
奥さまの声を夢うつつに聞いているとも言われています。
意識がないようでも、最期まで聴覚や触覚はあると言われています。
声掛けやお手当て(スキンシップ)を心がけると安眠できるそうです。

病気などによりいろいろですが、一般的には眠りにつくように静かに逝ってしまう事がほとんどです。

そうですか。安心しました。奥さまはそう言ってご主人を愛おしそうに見つめていました。

 

肺がん末期

2014年09月10日

肺がん末期と宣告された彼の決断したことは、

「最期まで普通の生活がしたい」でした。

一般的には癌が発見されると、抗がん剤などの治療が始まります。
その生活は一変し「癌を治療するための生活」が始まります。
通院したり入院したりしながら、癌や抗がん剤の副作用と闘う毎日を過ごします。
でも彼は一切の治療を拒否し、今まで通りの生活をつづけました。

そして、治療を拒否し続けて2年。
徐々に寝る時間が増え、徐々に食べれなくなりました。
いよいよ最期の時が近づいてきたのかもしれないと言う事で、訪問診療を依頼しました。

食事は摂れなくなっても、最期まで大好きなビールを飲みました。
幸い痛みもなく苦しむこともなく静かで穏やかな最期の時間を過ごせました。

ある日「私もあと2日で死ぬ。」と言い、会いたい人を呼び寄せてお別れをしました。
そして予告した通りではなかったのですが、4日目に他界されました。

したい事を最後まで貫いた生き方は何よりも素晴らしいと実感しました。

 

市川市にある上田医院では、在宅でのお看取りのお手伝いをしております。
ケアマネ(ヘルパーを頼んだり)や看護師やリハビリなど幅広い角度から支えていけるよう体制を作っております。

我が家夏祭り

2014年08月11日

14年8月9日(土)我が家の夏祭りが開催されました。

それまで2か月間入居者様が中心に飾り付けなど制作してくださいました。

ご家族からの温かい応援により、総勢100名を超える盛大な夏祭りとなりました。

当日は、生演奏や笑踊り、カラオケ、バーベキュー、ヨーヨー釣り、スイカ割、わたがしなど。酒を飲み、思い切り食べ、大笑いして、皆で歌い、楽しい忘れられない一日になりました。

我が家の皆様、ご家族の皆様、協力していただいた全ての参加者様。
笑顔と感動と奇跡をありがとうございました。

※市川市にある有料老人ホーム 我が家中国分 は、終の棲家として、在宅支援診療所の 上田医院が運営しております。最期まで自分らしく、最期まで楽しく生活するためのお手伝いをさせていただいております。

最期に ありがとう

2014年06月05日

わがままな人でした。そう思いながら看病していました。
この人は私の苦労なんてちっともわかってくれないまま逝ってしまうんだ。

そんなある日、少し神妙な顔で、紙と筆を持って来いと言いました。
なんだろうと思い、渡すと主人はこう書いたのです。

「ありがとう ばーちゃんが心配だ よろしくたのむ」(ばーちゃんとは私のこと)

その紙を見てびっくりしました。そして今までの苦労が全て報われたように感じました。
口では最期まで威張っていたけど、心の中は感謝でいっぱいだった…。
長い間夫婦として傍にいたけど、全然気づかなかった…。
そして、最期に自分の身体より、私の事を心配してくれていた…。

私はその日、心から感謝しながら看病することが出来ました。

次の日の朝、主人は眠るように亡くなっていました。

 

市川市にある在宅支援診療所 上田医院 はお家での最期、看取りをお手伝いしております。
お宅にお邪魔して寄り添ってお手伝いしていると、いくつもの感動に出会います。

ご冥福をお祈りいたします…。

 

我が家にサギ

2014年05月27日


市川市にある有料老人ホーム 我が家赤国分 にサギが来ました。

サギと言っても、詐欺ではなく鳥のサギです(笑)。

90cmくらいはあったかもしれません。

突然の来客に我が家の住人もスタッフも一瞬騒然となりました。

やはり迫力がありますね!

また来てくれないかな…!

我が家中国分 の 自慢の庭をまだ見たことのない方はぜひ一度遊びに来てくださいね。

デイサービスでのお看取り

2014年03月06日

先日、デイサービスで初のお看取りをしました。

ご自宅で老夫婦でなんとかお互いに協力しながらやっていました。

しかし、いよいよご主人が歩けなくなり、食べれなくなり、奥さまも介護する体力の限界を感じて、往診医である院長に相談がありました。

入院しても治療が必要なわけではない、施設に入るには時間が短すぎる、ということから、デイサービスに宿泊したらどうかという提案がなされました。

デイサービスでの生活が始まりました。朝送迎車に乗って利用者さんが来て賑やかになります。デイサービススタッフの面白おかしい会話が聞こえてきます。お風呂などばたばたした雑音とともにそこでの大笑いや最近デイサービスで流行っている「ソーラン節」の歌声などの賑やかな生活音を聞きながら過ごしました。

1週間ほどデイサービスで過ごした先日、すっと息を引き取りました。その時も隣の部屋から「ソーラン節」の歌声が賑やかに聞こえていました。きっとご主人も一緒に鼻歌を歌いながら旅立ったのではないでしょうか。とても良いお顔でした。ご冥福をお祈りしております。

 

※在宅支援診療所の上田医院では、病室での死ではなく日常に近いお看取りをお手伝いしております。看取る自信がない、家で看取りたい、退院させたい、などご相談ください。