『老人ホーム 我が家 中国分』~いつまでも家族です~

2016年06月30日

去年の6月に我が家でご逝去された方のご家族様から、一周忌にと花束を頂きました。

その方らしい、とても立派で素晴らしい花束でした。

時々、我が家には、ここでお亡くなりになったご家族様が、私たちに会いに来てくれます。当時の話に花を咲かせたりと、元気な様子でお会いする事ができ、嬉しい限りです。

「寂しくて、つい来ちゃった!」「元気をもらいにきたわ!」「ここは第二の我が家です。また来ます!」と嬉しくなる言葉を沢山頂きます。逆にこちらが元気をもらっています。

ご家族の中には、帰る際、「いってきます!」来られたときは「ただいま!」と言ってくれる方もいらっしゃいます。

 

千葉県市川市にある有料老人ホーム『我が家 中国分』は在宅支援診療所の上田医院が運営しています。ここでは、いつまでもみなさん家族です。みなさんが来たくなる、安心できる空間でありたいと思います。



我が家 フラワーアレンジメント

2016年05月18日

市川市にある有料老人ホーム「我が家中国分」でフラワーアレンジメントを行ないました。今回はシャクヤク・レザーファン・スターチス・モンタナ・ナデシコを使用し、みなさんの見事なセンスで、自身を象徴するかのようなお花を生けていただけました。

花に限らずですが、綺麗なものを見ると、心がスッと穏やかになることがあると思います。また、自分で創り上げて完成したものは、喜び以上の効果があるのではないかと思います。皆さんでワイワイしながら行なうと尚更ではないでしょうか。

我が家中国分では、そんな【自身で創り上げる】ということを大切に、みなさんご自身のペースを尊重して生活していただけるよう、支援していきます。

 

好きな物を好きなだけ

2014年12月03日

市川市にある有料老人ホーム「我が家」では、朝からビュッフェスタイルで好きな物を好きなだけ食べるところから始まります。

うまく出来ないところは利用者様同士助け合う姿もまた微笑ましい光景です。

共同生活なので我慢していただくこともありますが、極力マイペースで自由に生活していただけるよう配慮しております。

泣いたり笑ったり喧嘩したり、好きになったり嫌いになったりしながら、一つ屋根の下、家族としての共同生活を送っています。ぜひ、施設とは思えないいきいきとした雰囲気の「我が家」を覗きに来てくださいね。

最期はどうなるの?

2014年10月28日

最期はどうなるんでしょう?

弱っていくご主人を見ながら、まだ大丈夫。でもこの先は…と不安な胸の内を打ち明けてくれました。

そうですよね。この先必ず旅立ちの時が来ます。

それは毎日の延長線上にあって、いつか訪れます。
最初は少しずつ食べる量が減ります。そして少しずつ飲める量も減っていきます。
起きている時間やお話しできる時間も少しずつ減っていきます。

それは誰にも止める事が出来ない事です。無理に食べさせると時には体が拒絶し、吐いたりすることもあります。 ご本人様を苦しめる事になります。

ご本人様は、寝ている間に夢を見たりしていると言われています。
奥さまの声を夢うつつに聞いているとも言われています。
意識がないようでも、最期まで聴覚や触覚はあると言われています。
声掛けやお手当て(スキンシップ)を心がけると安眠できるそうです。

病気などによりいろいろですが、一般的には眠りにつくように静かに逝ってしまう事がほとんどです。

そうですか。安心しました。奥さまはそう言ってご主人を愛おしそうに見つめていました。

 

我が家夏祭り

2014年08月11日

14年8月9日(土)我が家の夏祭りが開催されました。

それまで2か月間入居者様が中心に飾り付けなど制作してくださいました。

ご家族からの温かい応援により、総勢100名を超える盛大な夏祭りとなりました。

当日は、生演奏や笑踊り、カラオケ、バーベキュー、ヨーヨー釣り、スイカ割、わたがしなど。酒を飲み、思い切り食べ、大笑いして、皆で歌い、楽しい忘れられない一日になりました。

我が家の皆様、ご家族の皆様、協力していただいた全ての参加者様。
笑顔と感動と奇跡をありがとうございました。

※市川市にある有料老人ホーム 我が家中国分 は、終の棲家として、在宅支援診療所の 上田医院が運営しております。最期まで自分らしく、最期まで楽しく生活するためのお手伝いをさせていただいております。

我が家にサギ

2014年05月27日


市川市にある有料老人ホーム 我が家赤国分 にサギが来ました。

サギと言っても、詐欺ではなく鳥のサギです(笑)。

90cmくらいはあったかもしれません。

突然の来客に我が家の住人もスタッフも一瞬騒然となりました。

やはり迫力がありますね!

また来てくれないかな…!

我が家中国分 の 自慢の庭をまだ見たことのない方はぜひ一度遊びに来てくださいね。

デイサービスでのお看取り

2014年03月06日

先日、デイサービスで初のお看取りをしました。

ご自宅で老夫婦でなんとかお互いに協力しながらやっていました。

しかし、いよいよご主人が歩けなくなり、食べれなくなり、奥さまも介護する体力の限界を感じて、往診医である院長に相談がありました。

入院しても治療が必要なわけではない、施設に入るには時間が短すぎる、ということから、デイサービスに宿泊したらどうかという提案がなされました。

デイサービスでの生活が始まりました。朝送迎車に乗って利用者さんが来て賑やかになります。デイサービススタッフの面白おかしい会話が聞こえてきます。お風呂などばたばたした雑音とともにそこでの大笑いや最近デイサービスで流行っている「ソーラン節」の歌声などの賑やかな生活音を聞きながら過ごしました。

1週間ほどデイサービスで過ごした先日、すっと息を引き取りました。その時も隣の部屋から「ソーラン節」の歌声が賑やかに聞こえていました。きっとご主人も一緒に鼻歌を歌いながら旅立ったのではないでしょうか。とても良いお顔でした。ご冥福をお祈りしております。

 

※在宅支援診療所の上田医院では、病室での死ではなく日常に近いお看取りをお手伝いしております。看取る自信がない、家で看取りたい、退院させたい、などご相談ください。

 

 

名誉の255位(最下位より10位)

2014年02月05日

市川市にある上田医院が運営する有料老人ホーム「我が家中国分」に施設調査団が来ました。

住宅型有料老人ホーム266か所調査した中で利用料金(10年滞在したとしてかかる総費用の概算)は255位という破格値でありながら、この立地、建物、さらにヘルパーや看護師が24時間在中で地元医院が責任もって医療面まで診てくれるところはありません。自信を持って一番素晴らしいと言えます。とほめていただきました。

実は私もそう思っていました(笑)
確かに料金的にはお安く設定しているので豪華な料理が食卓に並ぶことはありませんが、個人的に宅配や食べたい物を買ってきて食べるのは自由です。

私もここで最期を過ごしたいなと思っています。

日赤医療センター 緩和ケア研究会 在宅での緩和ケアとターミナルの実際

2014年01月05日

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、我が上田医院の院長も

日赤医療センターで毎月行っている「緩和ケア研究会」の講師を依頼されました。内容は「在宅での緩和ケアとターミナルの実際」です。

http://holy-sky.cocolog-nifty.com/relief_care/

本やメディアで活躍中の立花隆先生や近藤誠先生等に並んでの依頼なだけに、緊張します。

参加料は無料です。お時間があればぜひ!

また、講演が無事終わりましたら、ご報告いたします。

 

幸せな旅立ち

2013年12月25日

八心会では毎月数名の自宅での看取りをしています。

看取りの数だけ、感動の話があります。

死を受け入れると、恐怖もなくなるようです。お迎えの時がわかるようで、その時を静かにおだやかに待っているように見えます。

この方は、お気に入りの服に着替えて、お気に入りの腕時計をしました。孫を呼んで、「おばあちゃんはもう逝くからね。ありがとうね」とお別れの挨拶をしました。

旅立ちは必ずしも悲しいものではなく、感謝と幸せに満ち、人生やりとげた満足感と、先に逝って待っている親や伴侶に会いに行くためのものに見えます。

残される家族は、「淋しい。逝かないで」と泣くのをがまんして、「ありがとう。良い人生だったね」と称えることが出来たら、ご本人様も安心して旅立てるのではないでしょうか。